感染力が強く・・
結核、麻疹(はしか)、水痘(水ぼうそう)は病原体を含む粒子が小さく遠くまで飛散するため、
少し離れていても感染する可能性があります。
有効な治療がない・・
水痘(水ぼうそう)やインフルエンザを除く、
ほとんどのウイルスの感染にはそれ自体に有効な薬剤は今もありません。
主に対症療法となります。
死亡率が高かったり・・
結核が日本でもかつて死病として恐れられていたのは有名ですが、
麻疹(はしか)は今でも世界の中では子供が死に至る病気として恐れられています。
その他にも定期接種で行われる病気のどれもが死亡率が高く、また重篤な合併症などが知られています。
後遺症を残す頻度が高い・・
麻疹(はしか)の発症後数年を経てから発症する亜急性硬化性全脳炎
(SSPE)は発達障害が進行性に出現します。
一度発症すると治療法はなく、麻疹(はしか)の発症の予防(=予防接種)だけが唯一の予防方法です。
また麻疹(はしか)は肺炎などの合併も多く、それらは普通の肺炎よりも重症化することが知られています。
麻疹(はしか)の急性期に発症する脳炎も死亡率や後遺症の頻度が高いことが知られています。
風疹では妊婦に感染すると胎児に流産や奇形の生じる可能性があり(先天性風疹症候群)、
おたふく風邪の後遺症の難聴も、一度生じると治療法はありません。
病気をなくしてしまったり・・
世界中で種痘(天然痘の予防接種)の接種を進めた結果、野生の天然痘はなくなり、
世界保健機構(WHO)によって1980年に世界中から天然痘ウイルスが絶滅したことが宣言されました。
日本国内でも1959〜61年の大流行のあとに導入されたポリオ生ワクチンにより
1971年以降は野生株によると思われるポリオは発生していません
(海外からの輸入例と思われるものは除く)。ジフテリアも三種混合ワクチンの推進により、
国内ではほとんど見られなくなりました。
しかし、あくまでも地球上から根絶されたのは天然痘だけであり、
ひとたび海を渡れば、国内で見られない感染症が存在する地域があることを忘れてはいけません。
家族や友人、子ども達の健康をも守る・・
理論的には、社会全体としてある一定の免疫を持っている人の割合を確保できれば、
その疾患の蔓延を阻止することができます。
そのようにして、長い期間にわたり流行・蔓延を阻止し続ければ、
最終的にはその病気を根絶やしにすることができます。そのようにして天然痘は地球中から根絶され、
1980年以降の全ての子ども達は天然痘の恐怖から永久に解放されたのです。
いま、世界保健機構(WHO)によりポリオの根絶が図られています。
これが成功すれば、多くの死者や肢体不自由な方を生み出したポリオも地球上から消滅しますが、
そのプログラムの中には日本の子ども達もポリオの予防接種を受けることが含まれています。
定期接種
BCG/
ポリオ/
三種混合(二種混合)/
麻疹(はしか)・風疹
日本脳炎(定期接種としては現在休止しています)
任意接種
インフルエンザ(65歳以上、または60歳以上であって予防接種法に基づく規定を満たすものは定期接種)/
おたふく風邪(ムンプス)/
水痘(水ぼうそう)/
B型肝炎/
A型肝炎/
肺炎球菌/
狂犬病
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