宇都宮市医師会の病診連携

患者さんにとって「自分に一番適切な医療を受けたい」と考えるのは当然のことです。何が適切な医療かというと、患者さんの病気を治すために「必要かつ十分」な医療という事で、必ずしも、特定機能病院という最高度の検査と治療のできる病院での診察を必要とするわけではありません。

 また、患者さんのホームドクターとして診療をしている周りの先生方もかつてはそのような大学病院とか総合病院に勤務してから開業してきた方々です。ですから、患者さんに効率的に必要な医療を提供するためには、大学病院や総合病院の先生方によるチーム医療やそこの設備による検査治療が必要な病気には大学病院や総合病院で、また風邪などや高血圧、高脂血症、糖尿病などの慢性疾患は地域のホームドクターで医療を行うというような役割分担が大切になってきます。そうすることによって大学病院や総合病院でその能力を十分に発揮してもらうことになるわけです。

 宇都宮市医師会では、大学病院、総合病院と医師会の先生方との役割分担をしっかりし、効率的な医療を地域の皆さんに提供しようと、そのシステム作りを考えています。具体的には

1.     風邪や急性の胃腸炎などの軽い疾患はホームドクターで治療をする。

2.     脳梗塞、くも膜下出血、心筋梗塞などの重大な急性期医療は大学病院総合病院で最新最高の医療を行う。そして病状が安定してきたら地域の病院やホームドクターで療養治療する

3.     原則として症状が安定した慢性疾患、例えば高血圧、高脂血症、糖尿病、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性肝炎等々は通常はホームドクターで管理し、必要な検査は定期的に大学病院総合病院に紹介し検査をする。そして急な変化など高度な医療が必要になったらそちらで治療する。

4.     大学病院、総合病院の先生方とホームドクターとは常に連絡をとりあい、患者さんの診療計画を検討する

などです。

 ホームドクターで出来る事はホームドクターで、必要の時にはいつでも大学病院、総合病院で治療をおこなうというシステムによって、患者さんを含めてお互いに時間と医療費を効率的に使う事が出来るようになり、その上に大学病院、総合病院の機能を十分に発揮できるようになります。

 限られた医療経済のなかで、医療費を有効に利用するために是非皆さんのホームドクターを積極的にご利用ください。

 

宇都宮医師会 情報技術推進委員会 作成

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Last Update 27/8/2005